お久しぶりです。
あちらの方ばかり更新していてすみません。
いよいよF1がおもしろいことになってます。
何がおもしろいって・・・
遂に迎えた最終戦。ここで年間チャンピオンが決まります。
が。
今年は例年にない混戦。ひとことで言うと、「才能はもちろんあるけど、まだ未熟では?」って、関係者&ファンの多くからツッコまれてる2人のドライバーによって争われているのです。
じゃあなぜ、そんな未熟(かもしれない)2人がチャンピオン候補なのか。ほかのドライバーは何してるの?
・・・って、思いますよね。F1に興味のない皆さんは。
ここが、通常のスポーツとF1との違いなんですね。
F1って、クルマに乗って戦いますよね。で、その車って、ご存じない人も多いと思うんですけど、同じものじゃないんです。フェラーリだったりBMWだったり、HONDAだったりTOYOTAだったり、いろんな車がグリッドに並びます。
もちろん、市販車じゃないですよー(あ、それは知ってた?)。
市販車なら、TOYOTAはどこにも負けないかもだし、HONDAも絶対に絶対に強いはず。
・・・・じゃ、なくて。
フォーミュラカーという、特殊なルールに則って作られたレーシングカーを使います。
その開発に、ものすごーーーくお金がかかるんです。これ、上限なしね。
だから、予算が潤沢なチームは開発し放題だし(年間数百億円とか、かけちゃいます)、お金のないチームはその10分の1も使えないし、さらに資金が滞ると、会社で言う倒産状態になってグリッドを去ることになります。
100分の1秒を競う、究極の自動車レース。だから、1億の差は大きいんです(そりゃそーだ)。同じフォーミュラカーといっても、事実上、市販車でいうスポーツカーとミニバンくらいの違いがあると思ってください。
07年のカナダGPで、開発費年間数百億のマクラーレンを、その十分の1のスーパーアグリが抜いたとき、サーキットがどよめいたのはそれを知ってるからです。
で。
今季のチャンピオン候補の2人、ひとりは名門フェラーリのドライバー。もうひとりも、これまた名門マクラーレンの秘蔵っ子。
年間数百億円対決、速くて当たり前です。だってマシンが完璧だもーーん(細かい点はいろいろありますよー)。
ところが。
ここに割って入ろうとしてるのが、たいして予算もなくて、たいして開発もできてないルノーチームの元チャンピオン。
「マシンじゃない。ドライバーの腕だ」ってセオリー(仮説)、理想だけど実践はほとんど無理だった、はず。
それを今、彼は体現してるんですねー

奇跡って、起こせるんだなぁ

何が言いたかったかというと。
どんなにダメダメな環境でも、希望を捨てず、人の何万倍も努力をして、コンセントレイトして、工夫して、頭を使って、感情を統御して、一歩一歩日々前進していけば、トップに立てるんだ、ってこと。
あきらめない限り、必ず人は輝ける、ってことです

人が置かれてる境遇なんて、99%逆境でしょう。イヤなこと、理不尽なこと、ツライこと、いっぱいあると思います。
でも、ね。
また上がっていけるんですよ。あきらめさえしなければ。
すごいなー、フェルナンド・アロンソ
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