緑滴る

学生の頃、帰省のたびによく京都に立ち寄っていた。この夏、しばらくぶりでその習慣が復活。懐かしい地をそぞろ歩いては、紫外線と戦ってきた。



占いを始めたばかりの頃、こちらの庭園でスピリチュアルな体験をした。以来、ここを訪れては耳を澄ませている。



学生時代は体当たりで十分だった京都。でも中途半端に大人になると、関わり方を見つけるのに一苦労する。紹介者を得て、奥座敷で大人の遊び？　趣味にこだわり、マニアックに堪能？　マダムな旅行でグルメ三昧？　どれを選んでも、全部ピタッと来ない気がするのはなぜだろう。

欲しいものが見つからない限り、何を出されても満足できないのが人間。「中途半端な大人」を卒業したとき、初めて次のステップに進めるのかもね。