昨日は打ち合わせで
「F1速報」編集部へ。現在、携帯サイトで「F1占星術・阿雅佐のフォーチュン・ナビ」という、恐ろしい連載をさせていただいているのである。
迎えてくださったのは、元F速編集長のイケメンT氏。F1というとオタクっぽいイメージが強いけど、この編集部は皆さん品のいい紳士なのだ。体育会系というより、知的な文化系という感じ。
ひとしきり打ち合わせが終わったあとで、ありがとうTさん! 待ってましたのご褒美タイムがやってきた。と、いうのも・・・
8月のハンガリーGPで、HONDAのジェンソン・バトンが念願の初優勝。日本のF1ファンにとっては待望の出来事だ。表彰台では歓喜の君が代が鳴り響き、ファンは皆涙したものである。そのときのバトンのチームラジオを、聞かせてくださるお話になっていたのだ。
チームラジオとは、レース中にチームとドライバーがやりとりをする無線のこと。エンジン制御のため回転数を落とせとか、アロンソがリタイヤしたから順位が1つ上がったよとか、そんなことをチームがドライバーに教えたり、ドライバーがマシンの状態をエンジニアにフィードバックしたりする手段なのだ。
で。バトン初優勝の、記念すべきチームラジオである。
これが思ったよりクリアで、聞きやすかったのに驚いた。レースの中盤くらいから聞かせていただいたのでそう感じたのだろうか。もちろん、最後は歓喜の雄叫び。バトンはクールでスマートな王子様キャラなので、通常は大声をあげることなどまずない。絶対に優勝なんてできないんじゃないかと言われていた彼だから、鬱積していたものが一気に噴出したのだろう。あまりにもリアルな叫び声は、生そのもののエネルギーだった。
しかし、幸運なようでそうでもなかったバトン。念願の初優勝を遂げたというのに、その直後に帝王ミハエル・シューマッハが引退を発表してしまったのだ。当然、F1界の話題はミハエル一色に。
何と言っても、最高時速370kmですからね~。音速の世界では時の流れも尋常ではなく速いのだ。まぁ、また優勝すればいいんだけど、来季は才能豊かなニューエイジが台頭してくるしなぁ。バトンは長い中堅時代の果てにベテラン扱いされちゃいそうですね~なんて、T氏と私は溜息をついた。

次は上海GPのご取材に行かれるというT氏。チームラジオが入ったiPodひっさげ、今度はどんなお宝を採取して来られるのだろう。私がいちばんうれしいお宝は、ドライバーたちの出生時間情報なのだが・・・・氏曰く「それは難しいですね」。・・・やっぱりね
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